院長の診療日記

2019年6月14日 金曜日

コルヒチンカバー

痛風発作中に、尿酸値が高いからと言って尿酸を下げる薬を増やしたり、始めたりしてはいけません。

では、尿酸の薬を飲んでいる最中に痛風発作が起こってしまったらどうするか?

コルヒチンカバーという方法があります。 これは尿酸の薬を飲みながら、コルヒチンで予防していく方法です。

コルヒチン0.5-1.0㎎を3-6か月間内服する、つまりカバーすることで、痛風発生を抑えていこうということを目標にしています。

痛風結節を持っている患者さんは再発する可能性が高いため、コルヒチンカバーを行うことがあります。

また目標値としても5.0㎎/dl未満にする必要もあります。

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2019年6月13日 木曜日

徐脈の原因・・・

ある患者さんが急に徐脈(脈拍数の低下)となり、救急搬送されました。

原因は何だったのか?

「アリセプト」という認知症の薬です。

たしかに、慎重投与のところには

洞不全症候群、心房内伝導障害の方には要注意と記されています。

このように脈の伝導障害がある方にアリセプトなどのコリンエステラーゼ阻害薬を使用すると徐脈が生じることがあるようです。

はじめての経験で驚きましたが、見つけて頂いた循環器の先生には感謝です。

患者さんもご無事でしたし、再発も認めず経過しています。

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2019年6月 7日 金曜日

最近の糖尿病教育入院

6月6日、生活習慣病関連の研究会がありました。

私は、糖尿病性腎症から糖尿病性腎臓病という講演の座長を行ってきました。

生活習慣病関連のお話はよく聞きますが、 最近の糖尿病教育入院も変わってきているようですね。

まずは、個別の運動指導があるということ。

運動療法指導医が患者さんごとに運動のアドバイスをする。

これはすごく贅沢な話ですし、有意義なことだと思います。

また、一方通行の指導から行動変容を促すために、参加型に変わってきているようです。

例えば、糖尿病の食事指導ですが「糖尿病食バイキング」というものがあります。

自分で好きな食事をとってきて、それを栄養士がチェックし、「あなたには多いですよ」と、「これは多くて、これは少ないですね」などカロリーや食事のバランスなど直接アドバイスをしてくれるようです。

糖尿病教育入院も検査や血糖管理など以前から行っているものを継続しながらも、生活習慣の是正に関しては様変わりしています。

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2019年6月 7日 金曜日

透析患者さんのかゆみ

○末梢性かゆみ

表皮と真皮の境界部位の神経線維の中で最も細く、伝達速度が遅いC神経線維が物理的、化学的な刺激により活性化します。

○中枢性かゆみ βエンドルフィンはμ受容体と結合してかゆみを促進しますが、ダイノルフィンはκ受容体と結合してかゆみを抑えてくれます。

○治療

乾燥による場合は保湿クリーム。ヘパリンクリームが使用されることが多いと思いますが、同クリームにはいろんなタイプがあります。

効果としてはソフト軟膏>クリーム>ローション>フォーム。 抗ヒスタミン剤も使用しますが、中には腎排泄の薬剤があり注意が必要です。

薬剤名としてはアレロック、タリオン、アレグラ。ジルテックやザイザルは使用しないことが多いです。

ただ、かゆみが頑固な場合、あえて使用することはありますが、その際には肝障害や眠気などの副作用には十分留意する必要があります。

透析患者さん用のかゆみ止めとしてレミッチがあります。

これは前述のダイノルフィンによるκ受容体を活性化させる薬です。

ただし、第一選択薬ではなく、他の薬剤で効果がない場合に限って使用できるので要注意です。

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2019年6月 6日 木曜日

イベニティ:骨粗鬆症の薬剤

イベニティは骨形成促進と骨吸収抑制の2つの効果を持ち合わせている画期的な薬剤で、骨折の2時予防として大いに期待されています。

骨折あとは1年以内に骨折する危険性が高く、骨折後は比較的早期に、骨塩量を増加することが必要とされています。

今までの治療薬は骨折抑制効果までの期間が1年以上かかわるといわれていました。

イベニティは椎体も大腿骨近位部でも1年以内に骨塩量が増加すると報告されています。

特に、椎体では骨密度10%上昇する効果が約68%とかなり高い効果が報告されています。

イベニティは1か月に1回×12か月の期間限定の皮下注射製剤です。

中止後は、再び骨吸収が高まるので、エディロール、ビスフォスホ製剤、デノスマブの併用が必要になってくると思われます。

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