院長の診療日記

2012年8月30日 木曜日

去年発売された尿酸の薬商品名はフェブリク

昨年尿酸を下げる薬が発売になりました。

名前はフェブリク。

透析患者さんでも尿酸低下薬を飲んでいる方と飲んでいない方がいらっしゃいます。

尿酸結石や痛風になる方は飲んだ方がいいでしょう。

透析患者様の場合、痛風発作がこれまでにない方であれば多少尿酸が高くても痛風発作にはなりづらいとも言われています。

透析患者さんではザイロリックという尿酸低下薬がよく使用されています。

毎日50mgか隔日に100mgを内服します。

まずまず下がりますが切れ味はいまいちの印象です。

このフェブリク。

非常に尿酸値を鋭く下げてくれます。

あるデータでは。。。

もともとザイロリック50mgを飲んでいた方に対してフェブリク10mgに変更しました。

そうしたところザイロリック内服中は尿酸値は7.6mg/dlだったのが1ヶ月後には5.5mg/dlに下がっていました。

ザイロリック100mgを内服している患者様でもよく下がっています。

私も使用したことがありますが非常に切れ味がいいです。

この研究で切り替えでしたが、切り替えでこんなに下がるのであれば、初めから投与してももちろん効果はあると思います。

透析に入る前の保存期腎不全の状態でも非常によく使用されており、効果に関してもいい報告がたくさんされています。

高尿酸血症や痛風での治療の中心的な薬剤になると考えます。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年8月28日 火曜日

3時間透析の方がいなくなりました。

クリニックとして去年くらいから透析時間を延ばしていこうとスタッフ共々、共通認識を持って取り組んできました。

強制的にしたケースはなく、少しずつ勧めながら徐々に透析時間を長くしていきました。

苦節ということはありませんが、ついに3時間透析の方はいらっしゃらなくなりました。

これで当院はHDの方で3.5時間~6時間透析で、オンラインHDFの方は最大5時間です。

これはスタッフが透析患者さんの体にとって透析時間を長くした方がいいという意識をもってもらえたことと患者さんが我々に耳を傾けてもらえたことが大きいと思います。

また透析を長くして体が楽になったという患者さんが違う方にすすめられたことも大きな要因だと思います。

時間を延長していくと、知らない間に空気感のようなものができて、延ばした方がいいなという気持ちになってくるのでしょうか。

患者さんも透析時間は長い方がいいという理解は徐々に深まってきています。

まだまだこれからではありますが、スタッフ患者さん双方に共通した認識を持っていってほしいと思います。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年8月27日 月曜日

テシオカテーテルの合併症

2年前にテシオカテーテルを入れた患者様います。

これまで脱血ルートで赤側のカテーテルは2回脱血不良で入れ換えたことがあります。

しかしこれまで青ルートは入れ換えたことがありません。

今回、脱血不良ということで紹介入院となりました。

このテシオカテーテルは長期留置型なのでカテーテルと皮膚が癒着してしまっていて抜くのが大変なんです。

癒着されることによって細菌の侵入を防ぎ、また抜けないようになっていますので当然です。

その癒着をはがすのにやや一苦労。

しかし随分となれてきているので1本はスムーズに入れ換え終了しました。

次に青ルートの変更。

癒着をはがすまでは全然問題なし。

しかし入れ換えるときに新しいカテーテルが全く入りません。

ダイレーターという徐々に広げていくデバイスがあるのですがそれも太くなると入りません。

色んな物品を使っても入りませんでした。

造影してみてみると血管自体が流れていませんでした。

[添付]

写真の左から右に流れているのは鎖骨の血管ですが、その後右側に総頚静脈という縦に流れる血管が現れるのですが、それが見えてきません。

=太い血管全体が詰まっているということです。

つまり長く留置することでカテーテル周囲の血管が完全につまってしまっているということです。

これではいくら押しても入りません。

抜くのは簡単なんですけどね。

今日は脱血は赤カテーテルで行い、返血は上手なスタッフに刺してもらい自己静脈で返しました。

しかしこれは長くできるものではありません。

シャントを作ることもできず、グラフト作成も厳しいといわれています。

もう反対側にテシオカテーテルを入れるか??

悩みどころです。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年8月26日 日曜日

残暑って?

いつも通勤中にNHKラジオを聞いています。

ある日のラジオの天気予報で「今週も残暑が厳しいです。」と。

残暑...?

イメージとしては9月くらいかなあと思っていましたが、8月でも残暑?

調べてみると・・

「立秋(8月8日頃)から秋分(9月20日頃)までの間の暑さ」のようです。

ふとしたことで勉強になることってたくさんあるんですね。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2012年8月25日 土曜日

クリニックのリーダーはスタッフに対してどうあるべきか?

たまにタイトルのようなことを考えます。

これまで現在のクリニックで管理医師(雇われ院長)としていろいろとやってきましたが、実際は真の院長ではなく、経営的な最終責任を問われる立場ではありません。

しかし現場の責任者としてどうあるべきかというのは気になるところです。

ほめ方、ねぎらい方、叱り方などなど含めて。

成功例、失敗例、継続例など色々と考えてみると、大切なことは経営者はチームリーダーとして率先垂範が欠かせないということ。

さらに大切なことはそれを継続していくこと。

コミュニケーション、ビジョン、共有、共感などすべて。

自分に何が足りないか?

率先してやっていく力。

継続力。

表現力(ほめ方、叱り方)。

理解力(疲弊しているスタッフをリーダーは一番に理解してあげなければならない)。

確固たるビジョンの欠如(ビジョンに対する強い信念)。

人出不足である医療業界。

これを嘆いてもどうしようもありません。

「今のスタッフと患者さんのために何ができるか、より良い職場作りのために何ができるか」を真剣に考えることによって、看護師さんや技士さんが一緒に働きたいと来てくれるかもしれません。

クリニックのような小さな組織ではまず経営者自身が自ら動き、気配りをし、明確な目標を持ってスタッフに接していくことが重要だと感じるようになっています。

やってみせ 言って聞かせて させてみせ
ほめてやらねば人は動かじ
話し合い 耳を傾け 承認し
任せてやらねば人は育たず
やっている姿を感謝で見守って
信頼せねば 人は実らず

 元帥海軍大将の山本五十六氏のお言葉を引用しました。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

カレンダー

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
アクセス


大きな地図で見る

〒675-0012
加古川市野口町野口220-1

【診療時間】
■透析(予約制)
月・水・金…8:00~18:30
火・木・土…8:00~13:30

■内 科・腎臓内科
月~金…9:30~12:00 15:00~17:00
火・木・土…9:30~12:00

【休診日】日・祝祭日

お問い合わせ 詳しくはこちら