院長の診療日記

2013年7月24日 水曜日

水が少なくて済むOD錠

最近では当たり前のようになったOD錠。

口の中で溶けて、水が少なくて済む。

写真であるようにだいたい半分くらいになります。

水分制限をしなくてはならない腎臓病や心臓病のかたにはいいと思います。

ただ、あまり最後までなめて溶けてしまうと苦くなってしまうというデメリットもありますね。

OD錠とD錠(ガスターD、レンドルミンDなど)って何が違うのか?

「口腔内崩壊錠」を表すODはOral Disintegrantの略で、Dは、ODのさらに改良型と言う意味を表すDevelopmentの略です。

ということらしいです。

また、最近では超即効型に解ける「レディタブ」という薬もありますね。

ちょっとした豆知識です。

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2013年7月22日 月曜日

くだものは血糖値が上がりやすいの?

果物はとても甘いものが多いですよね。

果物=果糖というイメージがあると思います。

しかし実際には果物の糖分の中には果糖以外に、ブドウ糖とショ糖があります。

ブドウ糖は血糖値が上がりやすいですよね。

果糖はどうなんでしょうか?

果糖は代謝がブドウ糖とは異なっているので「血糖値が上がりやすいわけではないのです。

GI値という血糖の吸収のしやすさを表す指数があります。

その数値が高いと、血糖が上がりやすい。

たとえば、食パンはGI=95.

それではリンゴは?

GI=36です。

果糖は甘いですが、血糖値が上がりやすいわけではありません。

しかし、中性脂肪が上がりやすいと言われていますので太ってしまう可能性があります。

それはそれで要注意ですし、メタボで血糖値が上昇してくることもあります。

くだもの=果糖ではありません。

ブドウ糖が多いわけではありませんので安心してください。

でも安心しすぎには注意してくださいね。


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2013年7月19日 金曜日

☆6か月に1回の骨粗鬆症薬「プラリア」

最近、糖尿病薬(DPP-4阻害薬、DLP-1)がどんどん新商品が発売されていますが、骨粗鬆症薬も色んな薬が発売されています。

先日、「ボナロン点滴」のお話をしました。

月1回の点滴製剤が発売されたと思ったら、次は同じビスフォスホネート製剤である「ボンヒバ」という静脈製剤が発売されます。

これも月1回ですが、点滴ではないのですぐに終わります。

骨粗鬆症の治療は継続が必要です。

糖尿病などの生活習慣病の方は採血をする機会も多いでしょう。

骨粗鬆症があれば採血時に「ボンヒバ」を同時に注射できます。

しっかりと、確実な治療が継続できるというわけです。

ただ、腎臓病の患者さんには要注意でしょうね。

また6か月に1回の皮下注射製剤という骨粗鬆症薬も発売されました。

名前は「プラリア」。

これはビスホスフォネート製剤とは違った作用ですが、骨粗鬆症による骨折予防に効果が大きく期待されている薬です。

半年に1回ということで普段の内服薬の必要もなく、点滴でもないので比較的簡単に投与できます。

さらに、効果が強いということですので非常にいい薬だと思います。

半年に1回ということで、その時のお支払いは多いですが、1日単位では、他の骨粗鬆症の薬や点滴よりも安くなります。

骨を守る、骨折を予防するは人生を守ることにもつながります。

当院でもそのお手伝いをしたいと考えています。


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2013年7月17日 水曜日

7種類目のDPP-4阻害薬(糖尿病薬)

協和発酵キリンから国内7番目のDPP-4阻害薬「オングリザ」が新発売になりました。

アメリカや欧州ではやく4年前に発売になっています。

オングリザは1日1回処方です。

1錠あたり、2.5㎎と5㎎。

基本的には5㎎内服します。

透析の方や腎臓が悪い方(推定GFRで50未満)は2.5㎎を内服します。

最近発売されてきたDPP-4阻害薬は腎臓病があってもなくても同じ量で問題なかったのに、7番目のオングリザが腎臓の悪い方には減量が必要なんて。。。。

結構、血糖低下作用が強いと評判ですが、実際はいかに。。

海外で先行発売されているので実績はあるようです。

中でも心臓血管病、それに伴うリスクを減少させたということがアメリカで承認されたようです。

他のDPP-4阻害剤との優劣はつけにくいですが、血糖降下作用には期待できそうです。


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2013年7月16日 火曜日

☆骨粗鬆症、骨折の予防~月1回の点滴《ボナロン》

日本の骨粗鬆症の患者さんは1280万人と推定され、このうち骨粗鬆症の治療を受けているのは約300万人と考えられています。

しかし残念ながら大腿骨骨折をされた患者さんで、骨折前に骨粗鬆症の治療を受けておられたのはたった4%と報告されています。

まだまだ骨粗鬆症の治療率は低いと言えそうです。

大腿骨骨折はまず入院が必要であり、手術が必要になります。

長期的な入院となり、場合によっては寝たきり状態になりえる注意しなければならない疾患です。

慢性腎臓病の方でも腎臓病ではない方と比較し、大腿骨や腰椎の骨折をしやすいと報告されています。

骨折の予防に対する薬剤治療としてはボナロンやベネットなどのビスフォスホネート治療薬が第一選択に挙げられます。

ビスフォスホネート剤も当初は毎日起床後に内服していましたが、その後週1回製剤、最近では月1回製剤が発売されています。

またボナロンに関しては月1回の点滴製剤が発売になっています。

点滴では胸やけなどの副作用が生じにくく、内服ができない方にも使用できます。

点滴も一長一短ですが、内服できないような方には有効と思います。

腎臓病や透析の方は骨が弱い方が多く、透析医は「骨の管理」も求められます。

ビスフォスホネートは腎臓病や透析患者さんでは「禁忌」ではなく「慎重投与」となっています。

透析学会でもボナロンについて発表され、その有効性と安全性についても報告されています。

「骨を守る」という観点からはビタミンD同様、ビスフォスホネートも有効だと思います。

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