院長の診療日記

2014年1月31日 金曜日

背中の痛みでつらかった患者さん

久しぶりに漢方薬について書きます。

高血圧と腎臓病で通院中の患者さんがいらっしゃいます。

11月より当院にで通院されております。

血圧も高めで、降圧剤の調整も必要な状態でしたが、それよりもご本人が「背中が痛くて、痛くてたまらない。何とかしてほしい。」と言われました。

初診の時は様子を見ましたが、その後整形外科や接骨院に行ってもよくならないということでした。

「骨が食べられている感じがして、何とも言えず痛い。

横になっても、動いていても痛くてつらい」ということでした。

まず、葛根加朮附湯を開始しました。

これは肩こりによく効く漢方でさらに附子が入っているので良く温まって、治癒効果を高めます。

しかし、2週間後全く効かず。

「なんとかしてほしい。ひょっとしたら内臓からきているかも。」ということで胸部エックス線やCTをとりましたが異常はありませんでした。

あまりにつらそうなので違う薬剤に変更しました。

変更したのは↓



先日来られ、「本当に楽になりました。痛みも随分と楽になって、全然違います。本当によかったです。」と喜んでおられました。

九味檳榔湯は首や腰の痛みにも効きますが、背中の肩甲骨や菱形筋付近の痛みにも効果があります。

漢方薬が効いてよかったです。

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2014年1月30日 木曜日

感染状況:平成26年第2週

1月6日~12日までの兵庫県、加古川エリアの感染報告書が届きました。



先日感染性胃腸炎が激減しているとお知らせしましたが、今回の報告では2.52→11.72と再び著明に増加していました。

まだまだ要注意のようです。

ちなみに感染数第1位のままです。

第2位はインフルエンザですがこれもその前の週の0.84→4.79と急激な増加を認めております。

特に加古川ではインフルエンザがはやっています。

兵庫県全体の定点当たりの患者数は4.79ですが、加古川でいうと7.14と兵庫県の平均を上回る患者数になっています。

学級閉鎖、学年閉鎖もされている状況です。

うがい、マスク、人ごみの時には特にご注意ください。

医療機関に受診するときは、病院には患者さんが集まってくる場所であり、ウイルス感染に注意する必要があります。

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2014年1月28日 火曜日

今までにない新しい糖尿病薬が4月に発売

今年の4月にDPP-4阻害薬に引き続き、糖尿病薬に新たな歴史が刻まれます。

選択的SGLT-2阻害薬。

本来腎臓では、大切なブドウ糖を再吸収させます。

しかし、糖尿病の方ではブドウ糖がたくさんあり、再吸収させずに、過剰なブドウ糖を尿に出してしまおうというのがこのお薬です。

画期的な薬だと言えます。

利尿剤のような薬でしょうか?

利尿剤は一部を除き、強制的にナトリウムなどミネラルを排泄させます。



このSGLT-2阻害薬も印象としては似ている感じです。

肝心の血糖降下作用は下記の通りで投与3か月後にはHbA1c0.76%低下しています。



1年後の長期投与試験でも安定した効果を認めました。

この薬の注意点は

①多尿、頻尿→場合によっては脱水症状を起こすかも。

②尿に糖が混じるので黴菌が入りやすいです。

③糖尿病の薬なので『低血糖」

④腎臓が悪い方にはおすすめできません。

基本的には安全ですが、一番は脱水には注意したいですね。

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2014年1月27日 月曜日

糖尿病薬グルベスでは体重増加がなかった。

糖尿病薬のグルベスはインスリン分泌促進剤とαグルコシダーゼ阻害薬の合剤です。

食後血糖をよく下げてくれるお薬です。

このインスリンを分泌する薬というのは、アマリールなども同様に食事摂取量が増えたり、体重増加が増えたりという反応もあります。

事実、アマリールで食欲が増えたり、脂肪や体重が増えたりすることも経験します。

今回、もともとDPP-4阻害薬とアクトスあるいはグルベスを飲まれていたやや血糖の悪い患者さんに対して、DPP-4阻害薬とグルベスに変えてどうなるかを調べた報告がありました。

下記の図のようにHbA1cは-0.5%低下し、予想通り血糖値が下がったと言えます。



さらに体重増加をしそうな予想をしていたのですが、結果は体重増加は見られませんでした。



体重増加は脂肪が増えているということにもなりますし、長い目で見ると薬が効きにくくなって、薬が増えるということにもなり得ます。

体重増加がなく、血糖値が下がる。

そんな薬が糖尿病には必要ですね。

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2014年1月23日 木曜日

ぜんそくの吸入薬「フルティフォーム」

杏林製薬から吸入薬が新発売されました。

商品名は「フルティフォーム」

この吸入薬はステロイドと気管支拡張作用の両方がある2つの薬が合わさった合剤です。

吸入薬の合剤はこれまでアドエアとシムビコートが発売されており、3剤目です。

このフルティフォームは3剤目だけあって、その前の2剤のいいとこ取りをした効果があるようです。

まずアドエア吸入薬に含まれている最強のステロイド「フルチカゾン」が含まれており、気管支ぜんそく治療に必要な炎症を抑える作用があります。

つぎに、シムビコートに含まれている最速の気管支拡張剤である「ホルモテロール」が含まれており、速やかに気管支を広げてくれます

このフルティフォームは効果を発揮するのが吸入直後なのでぜんそくで苦しんでいる方には有効なお薬だと思います。

ぜんそく発作の回数が抑えられるという結果もあります。

あとエアゾルタイプなので吸いやすいと思います。

1日2回、1回2-4吸入。

「最強、最速の効果」の割に、薬価も抑えられています。

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