院長の診療日記

2014年2月26日 水曜日

血圧の値の分類は6段階あります。

日本高血圧学会で血圧の段階というのもが公表されています。

以前は160/90が高血圧ということでしたが、今はどんどん厳しくなっています。

正常血圧は130/85以下ということになり、140/90以下までは「正常高値高血圧」と名付けられています。

高血圧のラインも140/90と収縮期血圧のラインが厳しくなっています。

この「正常高値高血圧」は(130-139/85-59)の段階ですが、この段階から高血圧と考えて食生活を考える必要があります。

この段階を経て、高血圧になるからです。

長年、正常高値高血圧が持続すると血管や心臓にも負担が出てきます。

ある追跡調査では至適血圧の方に比べて、「正常高値高血圧」の方の脳梗塞発症率は3.1倍になっていました。

いまは130くらいだから大丈夫と思っている方も5-8年くらいすると脳梗塞などの血管イベントの危険因子となります。

減塩をしっかりすることと、自分の血圧をよく把握することが大切ですね。

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2014年2月23日 日曜日

腎臓が悪い方にサムスカは効果があるのか?

先日、腎臓が悪い患者さんを当院に紹介されました。

その患者さんは心臓と腎臓が悪く、体の中に水がたまりやすい状態でした。

特に肺に水がたまりやすいということでしたので、たくさんの利尿剤を内服されておりました。

そのなかに「サムスカ」という新しい利尿剤も含まれていました。

サムスカはラシックスなど一般的な利尿剤でも効果がない心不全の患者さんに使用します。

腎臓が悪い方に効果があるのかはまだあまり知られていません。

その患者さんは慢性腎臓病ステージ5なので腎臓が悪い患者さんでした。

サムスカの効果があるということで処方されているのでしょうね。

では、実際、サムスカは重度の腎障害の方に効果があるのか?を調べてみました。

報告例を見てみると、慢性腎臓病ステージ4や5の患者さんでも効果はありました。

投与翌日から効果が発揮され、尿量が多くなり、余分な水分が抜けたようです。

肺の余分な水分が抜けると楽になりますよね。

しかも、一番心配される高ナトリウム血症という副作用もほとんど出ないようです。

腎機能がいい方のほうが高ナトリウム血症になりやすいのだと思います。

報告を読んでいると投与1-2日で効果がある方は継続し、それほど効果がなければ中止をする。

効果がある場合もそれほど高ナトリウム血症にはなりづらいと思いました。

さすが、紹介元の循環器専門の先生はよくご存じだと感銘を受けました。

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2014年2月21日 金曜日

糖尿病専門医の経口糖尿病薬の処方頻度

2009年から糖尿病領域に大きな流れの変化がありました。

それはDPP-4阻害薬という新しい薬理機序を持った薬が発売されたことです。

DPP-4阻害薬(ジャヌビア、ネシーナ、エクア、トラゼンタ、スイニー、オングリザなど)が発売されたのち、糖尿病の飲み薬の処方はどう変わったのか?

糖尿病専門、専門でないにかかわらず、新しいDPP-4阻害薬の処方(図では赤)が増えています。

当然だと思います。

明らかに違いが出たのはSU役と言われる良く血糖の下がる薬の減り方です。

糖尿病専門医では約40%使用されていたのが、27%まで低下しています。

糖尿病の非専門医では減少はそんなにありません。

糖尿病専門医はDPP-4阻害薬だけではなく、ビグアナイド系の薬も増えてきています。

今、主流にある経口血糖降下薬はDPP-4阻害薬とビグアナイド製剤かもしれませんね。

色んな薬を併用しながら、低血糖を起こさず、個人個人に合わせた血糖管理が必要ですね。


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2014年2月20日 木曜日

インフルエンザは微増

先週の感染状況報告書ではインフルエンザが微増していました。

微増と言っても、兵庫県内では「警報レベル」の感染状況で大変流行っています。

近くの小学校では学級閉鎖という話も聞いています。

マスクをしている小学生も増えたなあというのはインフルエンザなどの流行性感染症に対する意識が親子ともに高まってきたことを実感しています。

マスク、うがい、手洗いは本当に大切です。

自分を守り、人にもうつさないよう気を付けましょう。

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2014年2月19日 水曜日

花粉症の季節

大雪の報道が毎日のようにされています。

それに隠れて花粉症の季節がやってきました。

九州から始まり徐々に花粉症の勢力が北上してきます。

近畿圏も花粉症の季節になってきました。

来週くらいから気温が上昇し、寒さが緩和すると花粉症で困る患者さんも出てくることだと思います。

花粉飛散の予想記事です。


一般的に、よく晴れて暑い夏ほど植物の光合成が盛んになり、雄花の生産量が多くなるという理由から、スギ花粉のもととなる雄花生産量は前年の夏の天候との相関が高くなっています。2013年の夏の天候は、全国的に晴れて暑い日が多く、東海以西を中心によく晴れて厳しい暑さとなり、雄花の生育に適した条件であったと考えられます。
 また、花粉が多く飛散した翌年は飛散量が少なくなったり(裏年)、少ない年の翌年は多くなったり(表年)と、花粉の飛散量は交互に増減する傾向があります。2013年の花粉シーズンは全国的に花粉飛散量の多い表年となったため、2014年の花粉シーズンは裏年となる見通しです。ただし、九州では近年は年ごとの飛散量の差が明瞭ではなく、はっきりと表年・裏年の傾向が現れていない県もあります。
さらに、スギ・ヒノキ林の活性度や、ウェザーリポーターと花粉の発生源となるスギ雄花を調査した「雄花リポート」の報告も考慮すると、2014年の花粉飛散量は、平年(2008年~2013年の平均飛散量)と比べて、全国平均で1割程度増加する予想です。エリア別では、北海道~関東、甲信、北陸で平年並みとなる予想ですが、東海から九州の飛散量は2割増加する見込みです。統計的に花粉が飛びにくい年になる地域が多いですが油断はできない年になります。また、2013年と比較すると、2014年の花粉飛散量は全国平均で2割程度少なくなる見通しです。なお、これまでに報告された症状や対策の報告を見ると、症状を和らげるには花粉を体内に取り込まないような対策が有効になりそうです。2月以降は徐々に花粉飛散量が増えていくので、早めに事前の対策をとることをおすすめします。


早め早めの対策を。

早めの抗ヒスタミン剤の内服は有効です。

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