院長の診療日記

2014年10月31日 金曜日

洗米の回数は5回がベスト

最近の日本透析学会誌(2014年9月)で「慢性腎臓病での洗米とリン・カリウム値」という論文がありました。

新潟産コシヒカリを撹拌機器で洗米して、回数ごとにリン、カリウム、蛋白の洗米率を調べたもの。

リンもカリウムもヌカに多く含まれています。

それだけではなく、リンは糊粉層部、カリウムは米粒内にも多く含まれています。

つまりリンはある程度洗う必要がありますし、カリウムに関しては洗えば洗うほどよく洗い流されます。

いったいどのくらい洗えばいいのか?

リンもカリウムも洗米するほど抜けていきますが、ベストは5回。

おおよそリンは50%、カリウムは46%洗い流されるようです。

10回以上やると米の表面が傷み、でんぷんが喪失するようですね。

あと、大切なのは撹拌時間。

できれば20秒がいいということ。

低リン米もありますが、非常に高価であり、現実的ではありません。

リンが高い方は是非ともお試しください。

この論文では攪拌機を使用していますが、手で研いだ時と同じ効果ですのでご心配なく。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2014年10月30日 木曜日

ロコモビ体験会

今日、勤務終了後にβー食品の社長とロコモビトレーナーに来ていただき、スタッフ対象のロコモビ体験会を行いました。

楽勝にやっているスタッフもいれば、「あ、いたたた」と言っているスタッフもいました。

患者さんにもロコモビを勧めていますが、運動はスタッフにもやってもらって、健康に元気にやっていってほしいと思います。

適度な運動を自分に合わせてやっていくことが大切です。

皆さんも、自分に適した運動を探していきましょう。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2014年10月28日 火曜日

新しい作用機序の睡眠薬(ベルソムラ)

来月に睡眠薬が新しく発売になるらしいです。

睡眠薬といえばマイスリー、レンドルミン、アモバンを思い出しますが、それらとは違う作用機序の薬です。

また4年前に発売されたメラトニン受容体作動薬のロゼレムとも作用が違います。

新しいお薬は「ベルソムラ」という名前で、覚醒中枢を抑えて、眠りを誘発するようです。

どうも不眠の方は覚醒システムが過剰に働いているようなのでこの薬はそれを抑えてくれるようです。

興味深いのは入眠効果があると同時に睡眠状態を維持してくれることです。

さらに、下の図にあるように3か月間で徐々に効果が発現してくれるので徐々に体になじんでくると思います。

睡眠薬は安易に処方するものではありませんが、睡眠は生活習慣病や成長ホルモン分泌とも深く関係しており、毎日の生活の中で健康を保つために重要な活動ともいえます。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2014年10月27日 月曜日

インフルエンザワクチンについて

普段は小児科を見ていませんが、この時期はインフルエンザワクチンの接種があるのでお子さんの問い合わせが多いです。

基本的には小学生までは2回となっていますが、小児科によっては1度のところもあります。

ですが、やはり基本2回なので皆さん2回接種をされます。

どれくらいあけたらいいの?

と聞かれますが、2-4週間開けるようにとなっています。

ただ、4週間あけることが勧められています。

ワクチンが効いてくるのが2週間です。

流行するかもしれない12月までにはワクチンが効いていてほしいですよね。

逆算すると11月中旬までには接種を済ましてこうという考えになります。

となると2回接種の方でまだ1回も打っていない方は早めに打たないとワクチンが効いてくる前に流行してしまうかもしれません。

2回接種を考えておられる方は早め摂取をお願いします。

ちなみにどれくらいワクチンの効果があるの?ということですが、「約5か月間」といわれています。



全く関係ありませんが、透析患者さんでお一人が透析中運動療法(サイクリング)を開始しました。

少しずつ増えてきて、健康意識が高まってきてほしいですね。

ある患者さんは血圧とか血糖とかには薬があるけど、筋肉を丈夫にする薬がないので運動を頑張っていきますといっておられました。

その通りだと思います。

いん

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

2014年10月24日 金曜日

重症下肢虚血の薬物治療

透析患者さんには下肢閉塞性動脈硬化の方は比較的多くいらっしゃいます。

当院ではフットチェックやABIを行いますが、引っかかる方はいらっしゃいます。

ABI異常があれば基本的には下肢動脈の造影CTやエコーが必要です。

フットチェックで引っかかれば、局所の治療や場合によっては皮膚科や形成外科の治療が必要になってきます。

しかし、そうはいってもなかなか症状や外見上異常が出現するまでは検査したくない方もいらっしゃいます。

また造影CTやエコーで下肢閉塞性動脈硬化がわかっても、下肢PTA(風船治療、ステント治療)をしたがらない方もいらっしゃいます。

その場合は基本的には薬剤治療となります。

基本的にはプレタール。

しかし脈拍が上昇することや動悸がすることもあるので、その場合はドルナーやアンプラーグを使用します。

また、脳血管や心臓の血管に異常があり、さらに下肢閉塞性動脈硬化があればぷらびっくすをリスク軽減のために投与します。

あとは重症虚血で足潰瘍がある場合は、上記の内服薬にさらにリプルやパルクスなどの注射を透析ごとに行います。

フットチェックやABIチェックは必要です。

健康な足を維持することは透析室の重要な責務です。

投稿者 きたうらクリニック | 記事URL | コメント(0) | トラックバック(0)

カレンダー

2016年5月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
アクセス


大きな地図で見る

〒675-0012
加古川市野口町野口220-1

【診療時間】
■透析(予約制)
月・水・金…8:00~18:30
火・木・土…8:00~13:30

■内 科・腎臓内科
月~金…9:30~12:00 15:00~17:00
火・木・土…9:30~12:00

【休診日】日・祝祭日

お問い合わせ 詳しくはこちら