院長の診療日記

2015年2月23日 月曜日

夏に痩せ、冬に太るのか?

題名のことは当たり前のように思うかもしれません。

夏は暑く、代謝が激しく、場合によっては食欲も低下するので痩せやすい。

筋肉量は変わらないかもしれないが、脂肪はつきにくい。

反対に冬は代謝が少なく、動くことも少ないのでどんどん太ってしまう。。。

筋肉量は夏と同じで、運動量によって違いかもしれない。

これを調べた論文があります。

30歳代の健常者です。

下のグラフにもあるように、夏は体重とともに脂肪量も痩せ、筋肉量はほぼ一定です。



体脂肪率でいうと冬に上昇する分、相対的に体筋肉率は反比例で減少します。

体脂肪率でおおよそ2-3%。

やはり、夏に痩せ、冬に太る傾向はあるようです。

これらは30歳代であり、運動もしている方々なのでまだ筋肉量も保たれ、脂肪のつき方も少ないと思われます。

これが中年となり、運動が少ないようになってくるともっと差が激しくなると思います。

つまり夏と冬では体脂肪率が大きく違ってきて、冬にもっと脂肪量が大きくなるということです。

透析患者さんでも同様のことが言えると思います。

冬になるとドライウェイトが上がる方が多いと思います。

運動量、代謝が減り、脂肪量が増えてきます。

体重増加も増え、体内水分量も増えますが、相対的には体に占める脂肪量が増えて、その分DWが増加する方が多いと思います。

夏になると逆に減少する可能があります。

季節に変わり目というより気温の高いとき、低いときで人間って変わるものだと思います。

透析後の脂肪量の変化を見ることも重要と思います。

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2015年2月19日 木曜日

急変シミレーション

今日は透析の診療後に、急変シミレーション訓練を行いました。

透析開始直後に患者さんの容体が悪化するという設定。

実際このようなことはめったにありませんし、私も15年やってきてほとんどありませんが、救命は医療従事者にとって最も重要な責務であり、クリニックとはいえども、急変した患者さんは助けなければなりません。

訓練ではありましたがみんな真剣でした。

心肺蘇生はクリニックではそうそうあることではありません。

心臓マッサージにAED、に酸素投与、救急コールまで。

急変発見から約9分間です。

実際は急変して、急変の程度を把握して、心肺停止なのか、その一歩手前なのか、大丈夫なのか?など迅速に判断し、対応することが求めらえています。

その中で心肺停止であれば今日のような対応になりますし、そうでなければ違う対応をしなければなりません。

総括を経験豊富な看護師長にしてもらい、いろんな意見、問題点が出ました。

実際には起こってほしくないものですが、有意義な訓練になりました。

後日、総括し、スタッフで再度考えていってほしいと思っています。

今回の訓練はあるナースの一声で実施されました。

非常にやる気のあるスタッフに囲まれて幸せですね。

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2015年2月17日 火曜日

ビタミンE固定型透析膜の研究会

週末、大阪でビタミンE固定化が透析膜の研究会に参加してきました。

非常に専門的な話から、臨床的な話まで聞くことができ有意義な話でした。

ビタミンE固定型透析膜(VPS)は旭化成から発売されていますが、一般的な透析膜よりも高価であり、みんな知っているものの実際使用しているところは多くないと思います。

コストに見合うだけのメリットがあるかどうか?

ビタミンEをコーティングしているので酸化ストレスを抑えるとは思いますが、実際の臨床でどれだけ患者さんにメリットが出るか?

そこが大きな問題でしょう。

酸化ストレスが少ない方はVPSの効果が受けやすく、多い方はその恩恵を受けづらいというような印象は持っています。

通常の透析膜と比べて悪いという話はありませんが、絶対的に上回るというところまではいっていないでしょう。

しかし、メリットはあります。

特に貧血改善効果が期待され、赤血球寿命が延長するといわれています。

どういう患者さんに、どのように使えばいいのか?

ESA抵抗性貧血の方に、VPSの効果が出れば一番いいと期待しています。

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2015年2月14日 土曜日

透析とアミティーザ

30年ぶりに下剤が新発売され、注目されているアミティーザ。

透析患者さんでも多施設で使われているのではないでしょうか?

冬になると運動不足のせいか、便秘となる方も多いです。

またリンが高く、リン吸着剤を飲んでいる方もいらっしゃって便秘になることも多いようです。

透析患者さんは下剤を服用することが多くあります。

アミティーザは効くのかどうか?

経験的には半々だと思います。

下剤だけにすっきり出るようになる方は継続するし効果がない場合は中止します。

また、下痢となり効きすぎることもあります。

それ以外には腹痛、嘔気になることもあります。

これはどの下剤にもあり、アミティーザも副作用としてはあります。

患者さんによって合う、合わないがありますので何がいいというわけではありませんが、アミティーザは朝あるいは夕食後に内服するので、内服率は高いといえます。

またカプセルなので飲みやすいようです。

ただ、使用してみて一番思うことは、「下痢」で効きすぎた場合。

それほど強い下痢ではないのですが、量さえ減らすことができればちょうどいいのに、、、、。

カプセルなので減らすことができないのです。

錠剤、顆粒であれば簡単ですが、カプセルは無理ですね。

現在あるアミティーザの半分の量が市販されれば、今まで中止となっていた方も内服継続できる方はまずまずいらっしゃいます。

いい薬だけに残念ではありますが、便秘治療に当たらな選択肢はできたことはいいことですね。

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2015年2月13日 金曜日

昨日は研修会

昨日、加古川医療センターの勤務を終えた後、姫路市の製薬会社にレクチャーを行ってきました。

どうもこの会社は2年後くらいに新しいリンの薬を発売するとことです。

それに先立ち、リンの勉強をしたいということで依頼がありました。

一般的なリンの話、リンを多く含まれている食事、透析でのリンの除去、リン吸着剤の話をさせていただきました。

リン吸着剤の選択肢が広がることは非常にいいです。

医療従事者として、リン吸着剤に求めることは、錠数が少なく、効果が強く、長期的な安全性の確保です。

副作用に関してはある程度クリアしてから発売されるのですが、できれば便日や吐き気の少ない薬がいいですね。

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