院長の診療日記

2015年3月26日 木曜日

卵巣の摘出

ある世界的女優が今後起こり得る癌の可能性があり、卵巣を摘出したニュースが話題になっています。

癌は誰もが恐れる病気で、病名だけで「死」を意識してしまいます。

完治する場合もありますから癌=死ではないですが、そういうイメージは一般的にはあります。

予防的に臓器をとることは抵抗はあります。

きっとこの女優もかなりの勇気と決断がいったと思います。

自分自身の問題、摘出したことによる体の変化、家族などの周囲の意見、手術の合併症、医療側の倫理問題、保険適応の問題などいろんな問題があると思います。

がんを早期に見つけることは非常に重要です。

しかし通常の一般外来(クリニックや病院)に通院しているだけでは見つからないと思ってもらった方がいいと思います。

生活習慣病中心の外来では見つかりません。

いつか、血液や尿で癌が判別できる機会ができる時代が来るでしょう。

しかし今はそのような状態ではありません。

ですから、私は極力がん検診や人間ドックを受けることを勧めています。

がん遺伝子検査もありますが、高額であることと、陽性と出た時にどう対応するかという問題もあります。

それが早期発見につながればいいとは思いますが、がん遺伝子陽性反応と付き合っていく覚悟も必要になります。

あとは費用的な問題もあります。


この女優さんの摘出は考えさせるものがあります。

きっと不安もあったし、恐怖もあったんでしょうね。

人は誰しも自分を含め守るべき人や物があります。

それらを守るためにできる限りその危険性をなくすことは大切ですし、その決断と覚悟は立派なものだと感じます。

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2015年3月25日 水曜日

春ですね。

昨日の夜から今朝は冬のような寒さを感じますが、外に目をやるとすっかりと春らしくなりました。

桜もちらほらとみることができますし、クリニックにはチューリップも。

色鮮やかで癒されます。

冬が溶けてきたいい季節になってきましたね。


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2015年3月23日 月曜日

保存時腎臓病にリオナは効くか?

最近、慢性腎臓病ステージ4以上の方には「リン」を定期的に採血しています。

慢性腎臓病の方は月1回とっています。

このリン、実は採血している施設とそうでない施設があります。

忘れやすいんですね。

しかし透析だけではなく、保存期でもリンは非常に重要です。

というのも、保存期腎臓病の段階で、リンによる血管石灰化が始まり、リンが高い人よりはリンが低い人の方が予後がいいと報告されています。

ステージ4以上になってくると徐々にカルシウムが減少り、リンが上昇します。

これに対してリン吸着剤を使用するかどうか?

基本的には使用することにしています。

しかし慢性腎臓病患者さんはビタミンDが低く、FGF-23は上昇しているので、リンの吸着剤はあまりないのではないと思います。

カルシウムを上げ、リンを下げる目的で、よくカルタン(炭酸カルシウム)のみを処方しても、実際は効果がありません。

それはビタミンDやFGF-23に異常をきたしいているからだと思います。

おそらく高容量にすれば効果はありますが、1500㎎程度であれば効果は期待できないでしょう。

それでは一番新しいリオナではどうなるのかという疑問と期待が出てきます。

おそらく高容量でないと低下しないでしょう。

保存期腎臓病ですとタンパク質制限(リン制限)がされていると思います。

リン制限食の状態を作らないとリン吸着剤の効果も期待できないでしょうね。

カルシウムが低く、リンが高くなってきた場合はビタミンD+カルタンがいいかもしれません。

リンだけが高い場合はリオナがいいと思いますが、結構な容量が必要と思われます。

リオナだけではなく、非Ca吸着剤としてホスレノールは忘れてはいけません。

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2015年3月18日 水曜日

介護多職種研修会

昨日、加古川市福祉会館で「介護職が知るべき腎臓病と透析の知識」についてお話をしてきました。

加古川市での開業医の仕事の一環です。

医療と介護の関係は本当に難しく、お互い重要視しながらもなかなか情報交換ができていないことが多いです。

今回、介護職の方から最近、在宅などで透析患者さんを見ることが多く、透析はどんなもの?とか、透析患者さんでの注意点を教えてほしいということでお話をしました。

はじめは慢性腎臓病(CKD)の話を行い、中盤からは透析の方法、話の中心となる中盤から後半は「透析と介護」、「実症例」をお話をしました。

50-60人くらい集まられていたと思います。

皆さん熱心にメモを取って聞いておられました。

透析患者さんは週3回通院されており、その分関係も深くなります。

透析患者さんも高齢化を迎えています。

在宅と医療機関との橋渡しは必要になります。

介護職の方々との交遊も必要になります。

介護職の方はそれを求めています。

医療側ももっと求めていく必要があります。

特に透析のような頻回に通院が必要な場合は、透析が日常生活の一部となります。

透析が終わってさようならというよりは、もっともっと医療従事者として患者さんを知っていくという意気込みが必要です。

介護職員の方との連携や交流は医療側の悩みや謎を知るきっかけになると思います。

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2015年3月16日 月曜日

加古川市いけばな展示会

3月13日に加古川市市民会館でいけばな展示会をされていたので癒されに行ってきました。

大盛況でしたよ。

花に詳しいわけでは全くないですが、見ているだけど心が躍ることもあったり、落ち着くこともあったり、花によって心が揺さぶられるような感じがします。

きっかけは、透析患者さんが出展しているからです。

その方はいけばな正教授である流派を引き継いでおられます。

作品を拝見し、すごく可憐でかつダイナミックで、素晴らしい作品でした。

当日は作品を案内してくれました。

とても生き生きとしているのを拝見しとてもうれしく感じました。

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