院長の診療日記

2015年7月31日 金曜日

加古川CKD連携の会発足

昨日、加古川プラザホテルで加古川CKD連携の会が発足されました。

世話人にも専門医としてでしょうか、加古川でも中心的な大先輩の先生方の中に、開業医としては若手も私も世話人に選任され、光栄に思いました。

加古川は今のところですが、腎臓専門医が少なく、腎臓の治療を加古川で完結できる状況ではないですが、今後、加古川中央市民病院が会員と同時に腎臓専門医の先生方がご活躍し、加古川での腎臓治療が発展していくことを切望しています。

先日は、神戸が医学腎臓内科の西先生をお招きし、CKDのup-to-dateについてガイドラインだけではなく、幅広い内容をご講演いただきました。

特に加齢に伴う、腎病理に変化は興味がありました。

また西教授は腎性貧血ガイドラインの副委員長という日本でも有数の腎性貧血に対する造詣が深い先生でもあり、後半は2015年に発刊される新しい腎性貧血のガイドラインのついての説明とその裏側についても教えていただき、非常に楽しかったです。

私はその前座で下記のスライドを発表させてもらいました。

たった、4例の症例報告ですが、鉄に関しては非常に勉強になり、今後も鉄治療をうまく使いながらESAを使っていこうと思っています。

ほとんどの症例でフェリチンが低下し、造血が進みました。

しかし中にはフェリチンが低下し、鉄が利用されたデータでも十分造血が進行しなかった症例もありました。

このような症例は鉄の喪失、慢性炎症に伴うACD(anemia of chronic disease)が関与していたと思います。

最後の症例はたった1カプセルの鉄剤が、見る見るうちに貧血を改善させました。

CKDの鉄代謝は難しく、解釈も困ることがありますが、今回のガイドラインでも注目されている点でもあり、臨床でうまく鉄を使っていきたいと思っています。

/blog/images_mt/CKD-Fe%20case%20report.pdf

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2015年7月27日 月曜日

冷えて下痢をする方に

梅雨明け以降、朝からかなり熱いですね。

最近、外来ではあつくて冷たいものを飲んだせいか、食あたりや下痢をする患者さんがちらほら。

そういう時に処方するのが、「胃苓湯」。

この季節、食あたりや冷たいものを飲んで下痢をしているかたによく処方します。

体は熱いけど、おなかを触ると冷たくて、おなかの調子が悪い方にも使います。

冷えておなかが痛くなる方にも効きます。

冬の冷えと夏の冷えは治療法が異なりますね。

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2015年7月23日 木曜日

HCV治療薬が続々・・透析患者さんに使えるか?

透析患者さんは10人に1人はHCVを保有しているといわれています。

そのうち、5人に1人は肝細胞癌に罹患していると報告されています。

HCVで心配なのが、進行すると肝硬変や肝細胞がんになる可能性があるということです。

このHCVに関してはここ3年で治療が大幅に進歩しています。

私が研修医だったころはインターフェロンしかありませんでしたが、その後、インターフェロンと併用する経口ウイルス剤であるリバビリンが発売され、2012年以降は内服薬の種類が増えています。

しかも有効率、ウイルス消失率も上昇しています。

2012年にテラビック、2013年にはソブリアード、2014年にはダクルインザとスンベプラ、今年に入ってソバルディ、そして新聞にも出ていたハーボニー。

このうち、ソバルディはセログループ2のみですが、それ以外はセログループ1に対する治療薬となります。

頻度としては日本人の割合では、70%の患者さんがインターフェロンが効きにくいセログループ1となります。

その分、治療薬がどんどん開発されてきているわけです。

透析学会のHCVガイドラインは2011年に発刊されているので、これらの新しいHCV治療薬に関しては記載されていません。

ではこれらの新しい治療薬は透析患者さんでも使用できるのか?

基本的にはインターフェロン(PEGでも)使用しづらい透析患者さんはこれらの新しいHCV治療薬を選択できれば初回治療から選択したいところです。

●テラビック、ゾブリアード:ゾブリアード自体では禁忌ではありませんが、リバビリンと併用が必要なため使用できない。

●ダクルインザ+スンベプラ:透析患者さんの情報はまだ少ないが禁忌ではない。

●ソバルディ:リバビリンと併用が必要であるため使用できない。

●ハーボニー:推定GFR30未満では使用できない。併用薬が不要で、ウイルス消失率もかなり効率なので期待していただけに残念です。

まだ、開発中の薬もありますし、臨床試験もかなり進んでいるそうです。期待したいところですね。

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2015年7月18日 土曜日

台風11号

昨日から今日、台風11号の影響は続いていますね。

当院では昨日の透析開始時間を早めた以外は、トラブルなく、安全にこの2日間透析できました。

患者様の送迎も安全運転に努め、大きな時間のロスもなく、無事に透析できて、安堵しきっています。

今回、電車や自転車通勤のスタッフに影響が出ました。

事前に準備をしていましたが、その準備が崩れた時の場合も考えておかないといけません。

本日もJRが止まってしまい、スタッフ2名が山陽電車できました。

もし山陽電車が動いていなかったら、、、

そのようなことも考えないといけないですね。

昨日の夜、10時半、まさかの加古川市水道局からの断水の可能性の報告。

加古川上流の水量があまりにも多いため、取水できず、水位が下がるまで中西条浄水場での水道水を作れないということです。

暴雨のあとの断水??

透析で断水されたら、たまったものではないということで早速加古川水道局経営管理課に電話をしました。

患者様一人最低でも1回の治療で120L必要なので、土曜日の場合3000Lは最低必要だということをお伝えしたところ、ご理解をいただいて、もし、断水であればポンプ車を準備しますとお答えいただきました。

すごく親切な対応でした。

土曜日のことが心配しながらいると、11時40分に経営管理課の方から電話があり、「水位が下がったので取水を再開する」とご連絡をいただきました。

すべてのことを安全に施行するのは最も重要なことですね。

「通常」が「異常」になって、その時いろいろ経験しますが、「通常」でいられるありがたみはつくづく感じましたね。

今は、ようやく台風一過のやや蒸し暑い晴天に見舞われています。

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2015年7月17日 金曜日

台風直撃

開業して3年目。

毎年この時期はひやひやします。

幸いこれまでは朝一から、治療時間内に台風直撃はありませんでした。

夜中にすぎたり、昼過ぎから荒天になったりすることはありましたが、早朝からは初めてでした。

しかし今年は職員、患者様の来院時間帯と重なってしまいました。

朝6時くらい、雨は降っていましたが、風は強くなく、何とか問題なくいけると思っていましたが、時間がたつにつれ、特に職員と患者様が来られる時間帯の7時半から8時半に雨風が強くなってきました。

見る見るうちに暴風雨。

このようなことも想定し、スタッフの通勤や患者様の送迎の段取りを組み、準備万端でしていたつもりでしたが、なかなかそうはいきませんでした。

内容はともかく、看護師長が中心となりスタッフ一丸で協力し合い、ほとんどスケジュール通りで透析をこなせました。

患者さんも状況をご理解いただき、本当にありがとうございました。

今日は人のありがたみを感じた一日でした。

しかし、

JR神戸駅から姫路まで不通になっています。

加古川市外のスタッフもいるので、最後まで安心できませんね。

台風一過となるはずが...。

早くやんでほしいですね。

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