院長の診療日記

2015年9月30日 水曜日

新しいリンの薬「ピートル」

今秋あるいは今冬に新しいリン吸着剤が発売されます。

名前はそのままの「ピートル」

「P(リン)取る」の略だそうです。

鉄を利用したリン吸着剤で、リオナに似ていますね。

リオナに似て非なるものか?

リオナよりは鉄吸収が少ないといっていますが、本当にそうなのか?

まだ報告がないのでわかりません。

鉄は消化管で吸収されていますが、リオナでもかならずフェリチン(貯蔵鉄)が増加しています。

ピートルも間違いなく増加します。

ピートルとリオナの効果を比較する報告が今後出てくるでしょうし、あと重要なのが副作用の違いとチュアブル錠と錠剤の違い。

ピートルはチュアブルなのでちゃんと口で簡単にかんで飲み込めるか?

ホスレノールの二の舞にならないか?

やや心配していますが、、、大丈夫とのことです。

私が期待するのは

①リオナよりもリン低下率が高いか?

②消化管の鉄吸収が少なく、Hbの過剰な上昇を抑えることができるか?

です。






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2015年9月26日 土曜日

シルバーウィーク明けの透析定期検査のチェック

今週はシルバーウィークで血液検査の結果が遅れました。

通常であれば月曜日と火曜日に採血した結果が、翌日に出ますが、今回は月曜日~水曜日が祝日だったので、木曜日に検査が行われたため、金曜日にすべて患者さんの結果が返ってきました。

すべての結果が1日で帰ってきたのは初めてでした。

診察室で、電子カルテを見ながら今回のデータと過去のデータを比べ、いつも通り、注射薬や内服薬の変更を行いました。

量はいつもより多くなっていたのですが、ふと気づくとやけにスムーズにチェックできていることに気が付きました。

なんと、事務スタッフが五十音順に並べ替えていたのです。

カルテ画面は何十人の患者さんが並んでいるので、見つけるのに時間がかかるため、結果をチェックするときは五十音順に並べ替えています。

今回も五十音順に見ていたのですが、あるとき上から順番にチェックしていることに気付き、結果用紙を五十音順にしていたくれたことに気づきました。

いちいち患者さんの名前を探さなくて済むわけです。

これは本当に助かります。

たくさんの結果を短時間で見て、判断する必要があるので、テンポよくできる環境にあると集中力も保たれます。

本当に気が付くスタッフで助かります。

すべての患者さんを五十音順に並べ替えることは手間がかかるものです。

ありがとうございました。

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2015年9月24日 木曜日

透析患者さんとプロカルニチン(PCT)

PCTは細菌性の重症感染症の時に陽性となります。

よくある風邪などのウイルス感染症の時はいくら40度の熱があってもPCTは上昇しません。

ですから、PCTはCRPと違った意味で、細菌性かウイルス性かの判断材料になります。

0.05未満が正常で0.5以上が細菌感染、2.0以上が重症感染症である細菌性敗血症という基準になります。

透析患者さんは本来なら陰性の場合でも「±」や「陽性」となる場合があるようですが、そうでないという報告があります。

個人的な経験では透析患者さんや腎臓病患者さんでもかなり感度の高い検査と思われます。

ただ、難しいのが「±」判断。

結局、細菌性ともいえず、ウイルス性ともいえず。

CRP高い場合は膠原病や血管炎などのほかの状態も考える必要があります。

総合的な評価というのは絶えず必要ですが、PCTは鑑別という意味では非常に有用な検査だと思います。

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2015年9月23日 水曜日

腎臓の再生医療~排尿に成功


<再生腎臓>ラットで排尿成功 「10年以内、人へ応用」毎日新聞 9月23日(水)11時30分配信

動物の体内で成長させた再生腎臓から、尿を体外に排出させる実験に成功したと、東京慈恵会医科大の横尾隆教授(腎臓再生学)らのチームが、米科学アカデミー紀要に発表した。これまで、腎臓の再生はできていたが、排尿させることができなかった。チームは「腎臓の再生医療の人への応用に向けた大きな一歩」と説明する。
腎臓で作られた尿は、尿管を通ってぼうこうにためられ、体外に排出される。当初、新しく作った腎臓と元からあるぼうこうを人工の管などでつないで排尿を試みたが、人工の管は尿をぼうこうに送る収縮運動ができず、機能しなかった。
チームはラットの胎児から腎臓や尿管、ぼうこうに成長する前の未熟な組織を取り出し、大人のラットの体内で発育。小林英司・慶応大特任教授らによる顕微鏡を用いた手術の技術を使い、成長した腎臓、ぼうこうを元からあるぼうこうと尿管でつなぐことに成功。排尿を確認した。尿には、正常な腎臓で作られる尿の3分の1以上の毒素が排出されていた。人は正常な腎臓の1割程度の機能があれば人工透析を回避できるとされ、機能も問題なかった。チームは、ブタでも同様の手法で排尿を確認し、サルを使った実験にも着手している。未熟な組織が臓器へ成長する「スイッチ」を入れるには、動物の体へいったん移植することが必要で、動物を利用することに倫理面や種を超えた感染症などの問題があるが、横尾教授は「10年以内に人への応用を目指したい」と話す。


排尿だけではなく尿毒素の排泄されたようですね。

しかも1/3以上。

単純に考えれば確かに透析は必要にないレベルまで回復すると思われれます。

ビタミンDやエリスロポエチンなど腎臓で産生される物質に関しては薬剤があるので、それ以外の内服薬や注射薬では追い付かない機能の再生までもっていければ大成功ですね。

10年後どうなっているか期待していきましょう。

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2015年9月22日 火曜日

シャント狭窄部の血栓と狭窄音

今、当院ではシャントエコーを積極的に取り組んでいます。

シャントエコーは聴診などもシャント診察の一部として考えてもいいと思っています。

シャント狭窄音で早期にシャント狭窄を疑い、シャントエコーを行う。

本日もシャント狭窄音がありエコーを行いました。



上の図のように、血管内に血栓がありました。

カラードップラーでは狭くなっているのがわかります。

この方のシャント血流量は非常に早く、その血流が、狭くなっている部位を通過するときに狭窄音を発するのだと思います。

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