院長の診療日記

2016年8月27日 土曜日

ヘリコバクター既感染?

当院では内視鏡検査ができないので、加古川医療センターや加古川中央市民病院やはりま病院など他院に依頼しています。

結果は当院に郵送してくださるのですが、最近「Hp(ヘリコバクターピロリ)感染...」と書いています。

①Hp未感染

②Hp現感染

③Hp既感染

が書いてあります。

どうやら抗体検査以外にも内視鏡でHpにかかったことがあるかどうかの評価をしているようです。

①Hp未感染の場合は、萎縮はあまりなく、発赤もないようです。

②現感染、つまり今感染状態の方は び漫性発赤と萎縮があるようです。

③既感染は、び漫性発赤はないけれども、地図上の発赤と萎縮があるようです。

発赤、萎縮のそれぞれを評価し、未感染、現感染、既感染を判別しているようですね。

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2016年8月26日 金曜日

たまに処方するノバミンの注意点

吐き気が強すぎて、ご飯が食べれず、日常生活に支障が強い方にたまーに「ノバミン」を処方します

ノバミンは脳のCTZというところにドパミンD2受容体をブロックして、嘔吐を抑えてくれます。

よく効く薬ですが、注意しなければならないことがあります。

ふるえや眠気にはまず注意しないといけません。

それ以外に注意しないといけないのは「アカシジア」です。

アカシジアとは

・絶えず歩き回る
・足を落ち着きなく揺らす
・立っているときに足踏みをする
・舌が出たままになる
・じっと座っているまたは
・立っていることができない

などじっとできない症状が問題となります。

結構つらい症状といわれています。

ノバミンは内服後に急激に出現することもあれば、遅発性といって3か月後に出現する場合もあります。

ですから、ノバミンはある程度嘔吐が落ち着いたら徐々に減少しながら、最終的にはやめてほかの薬剤への全面的な変更を考慮しないといけません。


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2016年8月23日 火曜日

マイコプラズマ肺炎流行?



上の表で加古川市のマイコプラズマ感染症が気になります。

定点あたりの感染症は県全体では全体的に減少していますが、加古川市に注目すると、マイコプラズマの罹患数が多い状態。

4年に1度流行するといわれており、1度かかったことがあるからといって安心できないマイコプラズマ。

抗体は終生あるものではなく、半年後に再感染する可能性があります。

また感染力も強いので家族内発生もします。

エムバイオテックという会社がマイコプラズマについてわかりやすくまとめましたので添付いたします。

マイコプラズマ肺炎のワクチンの開発も考えているようです。

【潜伏期】

 潜伏期は2~3週間程度。潜伏期とは体の中にマイコプラズマが侵入してから症状が出てくるまでの期間。マイコプラズマ感染症の人と接触してもすぐに症状が出てくるのではなく、2~3週間の間をおいて症状が出てくる。

【症状】

 発熱で発症し、1~2日遅れて咳が出てきて、だんだん強まっていく、というのが典型的な経過。マイコプラズマ肺炎の症状としては,初期症状は普通の風邪と変わりないことが多く、咽頭痛、全身倦怠、筋肉痛、発熱が最も多い。その後に、自制できないほどの頑固な咳が続くことが多いのが特徴で。 咳は最初は空咳、だんだん痰がからんでくる。痰は少ないかあっても膿性ではない。感染を受けた人すべてに発症するわけではなく、約3~10%に発症するとされている。

【マイコプラズマ肺炎を疑う所見】
①家族内にマイコプラズマ感染症の人がいる場合
②保育園や幼稚園でマイコプラズマ感染症が流行している場合
③長期間せきが続く場合
④喘息児が気管支拡張薬などの治療にもかかわらず喘鳴が長引いたり、発作を繰り返す場合
⑤セフェム系抗生物質を使用しても発熱や咳嗽がなかなか治らない場合

【マイコプラズマ肺炎の診断】

 診断は、抗マイコプラズマ抗体の上昇で確定診断になる。抗マイコプラズマ抗体の特異性が低いためより特異性の高い診断法が望まれている。胸部X線写真は区域性の所見を示さず、すりガラス状の間質性陰影を見ることが多い。飛沫感染するので家庭、学校、職場で流行しますので、流行が診断の助けにもなる。


尚、治療は基本的にはジスロマックになります。

2-3日で解熱しない場合はジスロマック耐性の可能性もあるのでニューキノロンも考えた方がいいでしょう。

あとエックス線像は回復するのに1-2か月要するので、その分、咳は長引くことが多いです。

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2016年8月22日 月曜日

セチロ??

今日内科の外来をしていた、便秘で困っている人が、

「知り合いから聞いたんだけど、セチロが効くらしい。」

といわれました。

セチロ???

名前も聞いたことがないので、てっきり、市販薬と思っていたのですが、

「かかりつけの先生からもらったみたい。」

とおっしゃるので調べたところ、

「セチロ配合薬」という薬が、田辺三菱製薬から販売されています。

はじめて知りました。

配合なのでいろんな薬剤が入っていますが、下記の通りになっています。

成分・含量(1錠中)  オウレン末...51mg
センナ末...36mg
ダイオウ末...69mg
硫酸マグネシウム水和物...42mg
酸化マグネシウム...69mg 

それぞれの含有量は少ないですが、相乗効果でどれだけ効果が出るか?

1995年からある薬ですから結構前からあったんですね。

いい勉強になりました。

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2016年8月18日 木曜日

月経時の血尿と尿検査

健康診断や膀胱炎などで受診した女性や女児の患者さんで月経と重なるときがあります。

そのような時はどうすればいいか?

下記の図は東京都のが学校健診をまとめられた論文の図ですが、やはり月経時に潜血は出現しやすくなります。

しかし、月経時以外は血尿は出ていません。

右図も女子の1時尿検査は血尿で陽性になっていますが、2次検査ではほとんど影響はなくなります。



学校健診でも月経の場合1週間ずらすように指導されているようですが、それでも小中学生の不規則な月経の場合は陽性に出ることが多いです。

ただ、1時検査の10日後に行われる2次検査ではほぼ影響がなくなるということは月経からせめて10日はずらした方が陽性率は低くなり、検尿で異常になる可能性が低いように思えます。

健診異常になるという精神的ショックと2次検査の手間を考えると、月経時からどれだけ尿検査の時期をずらすかについても検討した方がいいかもしれません。

ただ、どうしても月経時に尿検査が必要な場合は、はじめ出てくる尿ではなくて、間の「中間尿」を採取した方がいいといわれています。

膀胱炎の時も尿中白血球が気になるので、中間尿で検査をしたほうがいいと思います。

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