院長の診療日記

2016年10月21日 金曜日

血糖値は年末年始に上昇しやすい

面白データというか、気を付けなければいけないデータがありました。

糖尿病のHbA1cの月別の経過をまとめた報告です。


1月をはさんで血糖が上昇しやすくなっています。

クリスマス、正月があるからでしょうか?

年の瀬になるとあわただしいですが、イベントも増え、用意する機会もあったり、気分的にも何かしら浮ついたりしますね。

あとは年末年始くらいはいいかということで、普段の節制が甘くなりますね。

年始の食事がしばらく続いてその後1-2か月は血糖が高いままになっていると思います。

夏のアイスクリームより、やはり日本人は食事に対して、年末年始に油断しやすいようですね。

仕方ないのかどうなのか?

ご自身の判断に委ねます。

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2016年10月20日 木曜日

シャントPTAか再建か?

シャンと穿刺部近く日他の写真のように弁の石灰化などが関与し、索状物になっています。




この場合、索状物に穿刺の針先や針の側孔にあたるため脱血不良になりやすいです。

針先がポケット(下の壁方向)に行ってしまっては脱血不良になるので、エコー下修正が必要ですね。

シャントエコーといえば、当院の看護師長も昨日からブログが始めたようです。

非常にいいことだと思います。

またみてくださいね。

http://ameblo.jp/sy19770802/entry-12211347970.html



本題にもどると、このような場合シャントPTAか再建か迷います。

PTAの場合、この索状物が風船でへしゃげるか?すぐに再発しないか?拡張時に風船が破裂しないか?などが心配されます。

シャント狭窄の場合、まずシャントPTAが第一選択ですが、このような場合は再建した方がいいかもしれません。

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2016年10月17日 月曜日

鉄欠乏と心臓病

透析をしていると鉄欠乏になって、時に鉄剤を注射したり飲んだりします。

最近では鉄が少なくなって、リンが高いときにはリオナ、ピートルという鉄含有リン吸着剤を使用します。

しかし、鉄は多すぎると体に悪い?ということであまりたくさん鉄剤を投与しないことになっています。

一方で最近は鉄欠乏状態は体に良くないという報告があります。

欠欠乏状態は血小板が凝集しやすく、血小板数が多くなるので、血栓ができやすく、心筋梗塞や脳梗塞になりやすいというデータもあります。

また鉄欠乏だとFGF-23という尿毒素が上昇し、心不全や心肥大になる可能性があります。
(リオナを飲むと、FGF-23が低下するというデータがあります)

ということで鉄欠乏状態は多すぎてもいけないが、少ない状態では心臓には良くないというのです。

ではどのように投与するのでしょうか?

連続投与と間欠投与にかんしては、少量ずつ、ちょこちょこ投与した方が感染症や死亡の危険性が低いようです。(鉄の投与が直接結びつくということではありません)

鉄欠乏では心房や血管によろしくないということですが、「鉄に血管石灰化抑制作用がある」ということで、"鉄"の今後の展開に注目ですね。

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2016年10月12日 水曜日

麦門冬湯による風邪ひき後の咳の治療

久しぶりの漢方薬の話。

風邪ひいた後に咳だけ長引く人が多いですね。

ですから鼻水、のど痛みなど風邪を引いた段階で、たとえ、咳がなくても、うがいをしつこくするように説明しています。

そうしないと後で咳き込む方が多いからです。

実際咳き込んだら仕方ないので、

咳止めや痰切れや時に吸入薬を使いますが、

漢方薬も有用なことがあります。

特に乾いた咳、夜の咳、話しているときに息を吸い込むと咳が出るなどの時。

麦門冬湯を投与すると2日後にはだいぶ咳はマシになるようです。




また、下記のデータでは通常のせき止めより2日後には有意に咳がましになるようです。




ということはおおよそですが、麦門冬湯は2-3日して効果が乏しければやめて、効果がある人は継続すればとても恩恵のある薬といえるかもしれません。

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2016年10月10日 月曜日

兵庫県透析合同研究会~神戸

昨日、日曜日、神戸市国際会議場で兵庫県透析合同研究会が開催されました。

午前中のセッションで「バスキュラーアクセスについて」があり、そのワークショップで当院の杉原看護師長が講演しました。

エコーを使ってのシャント穿刺について

エコーガイド下穿刺といいますが、たくさんの動画を用いてわかりやすく説明していたと思います。

質問も多くあり、盛り上がった会になったと思います。

普段からガイド下穿刺、エコーを用いた穿刺針の修正を一生懸命やった来た成果が表れたような気がします。


自分の施設ながら、よく上手にわかりやすく、落ち着いて話をできたなあと感心、自画自賛しているところです。

今年は日本腎不全栄養学会でもポスター賞を取りましたので、院内だけでなく、院外活動も飛躍した様な気がします。




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