院長の診療日記

2018年1月24日 水曜日

微熱のインフルエンザ

今年はA型とB型が同時に流行しているという珍しい年です。

兵庫県の週報を見ると

A香港型23件、新型27件、B型31件

となっており、B型が比較的多めですが、全体的に流行しているといっていいと思います。

また微熱でインフルエンザBというパターンが多いことが要注意です。

37度、咽頭痛、少し咳がするという患者さんがいました。

少し熱っぽい感じはあるけど、悪寒もありませんでした。

咽頭発赤以外、眼球結膜の充血などの所見もありませんでした。

インフルエンザ検査をするときには「この患者さんは絶対陽性」ということもあれば、「たぶん違うけど、念のために測っておこう」ということもあります。

今回の場合は後者でしたが、なんと「B型陽性」でした。

心配することは、一般的に『単なる風邪」と思っていて、「自分はインフルエンザではない」と思っている方が実は多くいるのではないかということです。

そのような方に「実はインフルエンザ」の方が混じっていると流行がさらに拡大するという懸念があります。

B型の方が高熱は出にくいですが、A型も高熱が出にくいパターンがあります。

今のところ37度前後で熱っぽい患者さんには全員インフルエンザ検査をしていますが、陽性率は高いと印象があります。

例年より多い気もします。

皆さん、風邪症状には十分気を付けましょう。

実はインフルエンザかもしれません。

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2018年1月23日 火曜日

BUN上昇と糖尿病発症の危険性

海外の有名な腎臓病の雑誌の血中のBUNが上昇すると糖尿病発症の危険性が高まるという論文が報告されました。

BUNは腎臓から排泄され、腎臓病が悪くなるとBUNは上昇します。

糖尿病も腎臓病を合併すると腎臓が悪くなり、BUNが上昇します。

今回は、糖尿病が悪くなるとBUNが常用する話ではなく、その逆で「BUNが高いと糖尿病が発症しやすくなる」という話です。

BUNを25より高い人、低い人で分けた研究で、BUNが高い方は腎機能と関係なく、糖尿病になりやすいという結果でした。

もちろん、腎臓病でBUNが上昇した患者さんも糖尿病になりやすいということになります。

BUNは血中の蓄積するとインスリン抵抗性が増大し、インスリンの分泌が悪くなるという説があるようです。

BUNも糖尿病発症の危険因子になるという新たな知見が増えましたね。

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2018年1月15日 月曜日

時間がかかるかもしれませんが

クレメジン速崩錠が発売されました。

このようはパンフレットがあります。



1回に4錠あるので、この飲み方では時間がかかるかもしれませんね。

これを1日3回。

この飲み方を基本とすると、飲みたがらない患者さんもいるかもと思ったのですが、一番下に、「慣れてきたら1回4錠」という文章が入っていたので一安心。

すこし、飲んだ時の感触が独特なのではじめは違和感を感じるかもしれませんが、細粒を飲んだことがある方はだいぶ飲みやすくなったと思います。

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2018年1月12日 金曜日

リンゼスの市販後調査

新しい下剤の、リンゼスの市販後調査が発表されました。

腎臓病や透析患者さんの調査ではなく、すべての患者さん対象のものです。

また、あらかじめ言っておきますが、これは副作用の報告であり、割合を示したものではありません。

これを言っておかないと、なんて副作用が多いと誤解する方がいらっしゃいます。

あくまで、副作用だけを集めた報告です。

副作用報告を拝見すると、やはり副作用の中で約8割が下痢でしたね。

高齢者だけではなく、全年齢で下痢が発生するようです。

予想外なのは、他の下剤を飲んでいる人に多くみられるのではなく、リンゼス単独でも下痢をきたす割合が多かったことです。

これは下剤を2種類以上飲んでいる方が少なかったのかもしれません。

下痢は内服して2日以内に発症するようで、もし、下痢をしたとしても3日以内にはだいたい回復しているようです。

実際使用しても同じく2-3日以内に回復しているように思えます。

下痢を発症した患者さんはリンゼスを続けるのかどうか?

57%は中止しており、25%は減量しています。

14%の方はそれでも継続しているようです。

下痢も程度がありますし、便が出たというすっきり感はありますので、便秘よりはいいだろうということで継続する方もいらっしゃいます。

毎日の方もいらっしゃいますし、屯用で使用されている方もいらっしゃいます。

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2018年1月 9日 火曜日

塩分は水をたくさん飲めば吸収されないのか?

今日、内科の外来である患者さんが、

「血圧が高くて、薬を飲んだらよく下がりました。

よく考えてみたら塩分も多かったですね。

でも塩分は水も一緒に飲んでいますから、薄まると思うんですよ。」

こんな話がありました。

つまり、塩分をとっても大量の水と一緒に飲むと、塩分の濃度が薄まるので、吸収される塩分も薄まるはずという考えです。

もちろん、これは間違いですね。

塩分は摂取したほとんどが消化管で吸収され、腎臓で排泄されます。

いくら大量の水分ととっても塩分の吸収量は変わらないので、血圧上昇のきっかけになります。。

腎臓病の方は、場合によっては血圧が上昇し、浮腫が発生するでしょう。

ナトリウム排泄が低下している患者さんでは、体内のNaがどんどん貯留し、血圧が高くなり、降圧剤も効きづらくなっていきます。

同じよう話で、ポテトチップスは重さが軽いので、体重が重くならないと思っている患者さんもいました。

この話は、いいように解釈しているのか、本当にそう思っているのかはわかりませんが、やはり間違いがあれば適切に指導する必要があると痛感しました。

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