院長の診療日記

2019年2月18日 月曜日

平成30年度兵庫県国民保護共同訓練(神戸)

2月17日昼、神戸市ノエビアスタジアムを中心とした国民保護訓練に参加してきました。

この訓練は今年開催されるラグビーワールドカップ大会で化学剤散布(テロ行為)が発生するという設定で開催されました。

この避難訓練に関しては、災害コーディネーターとして研修をいたしました。

非常に大規模な避難訓練で、医師会やDMATはもちろん、自衛隊、警察、消防隊、海上保安庁、行政などたくさんの方が参加されていました。





兵庫県医師会はJMATとして避難した観客を救護する任務を任されていました。

現場の救護、続いて、近くの小学校に新たに避難所と救護所を設営し、治療と必要に応じてDPATと協力しメンタルケアを行っていました。





このような大規模の避難訓練に目の前で見るのは初めてで、非常に勉強になりました。

避難所や救護所や避難所内での治療のイメージも付きましたし、災害時移動薬局も見ることができました。



災害にはあいたくないと言う事は誰もが思うことですが、いざと言う時に少しでもイメージを持っておくことの大切さがわかりました。

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2019年2月16日 土曜日

夏の災害への心構え

2018年7月7日西日本豪雨より加古川の水位は4.75メートルまで上がりました。

堤防の限界まで約2メートルと迫る勢いでした。

加古川市民の約60%あたる16万人の市民に対し避難勧告が発令されました。

しかし実際に避難された方は約0.3%とされています。

避難勧告の前情報にあたる避難準備、高齢者など避難開始の発令がなく、不意打ちの避難勧告に驚かれた方も多いのではないでしょうか。

2004年以降の約15年ぶりの氾濫危険水域の上昇。

不安な日々を過ごされた方も多いと思います。

2018年の災害は10年に1度の災害なのか?

これから毎年のように発生するものなのか?

前者を祈るばかりです。

自治体を中心とした避難計画の修正や再検討が必要と思いますし、我々も、今年の夏までには、クリニックとして個々の対策を立てる必要があります。

透析クリニックでは患者様に対して、透析を週3回行う必要があります。

診療時間内の避難勧告を発令時の対応、診療時間外に発令された避難勧告への対応の大きく二通り。

透析スケジュールの変更については状況と曜日を考慮し、柔軟に対応していくとともに、患者様にも災害時のスケジュール変更等に関してのご協力を仰いでいきたいと思います。

来月には避難訓練を行い、再来月には透析患者様への勉強会を予定しています。

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2019年2月13日 水曜日

腎動脈狭窄に対するステント治療

血圧がなかなか下がらない難治性、治療抵抗性高血圧の中に、原因として腎動脈が狭窄し、腎血管性高血圧が原因である方がいらっしゃいます。

治療法としては①降圧剤、②ステント治療ということになります。

以前は、ステント治療を積極的にする方向にもなっていましたが、

最近、CORAL研究によりステント治療がベストではないという結果が出ました。

降圧剤治療でもステント治療でも、腎障害の予後や心血管イベントの発症率に大きな変化がなかったという結果です。

ですので、降圧剤で血圧がコントロールされている場合はステント治療は不要であるという話です。

ただし、、治療抵抗性で何をやっても血圧が管理されない場合、肺水腫や心不全を繰り返す場合には、ステント治療も選択肢の一つだと考えます。

降圧剤で治療していく場合の注意点とすると、RAS阻害薬というものを基本的に使用するのですが、クレアチニンとカリウムが上昇することがあるので、はじめは隔週で経過を見ていって方がいいでしょう。

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2019年2月 8日 金曜日

ピートルの3か月後の市販後調査

リンの下げる薬であるピートルの市販後ヶ月後の調査が出ました。

リン関しては予想通り良好な低下を認めました。

全体で1.35、初回の方で1.64、切り替えの方で0.8低下しました。

気になるヘモグロビン(Hb)ですが、鉄が含まれているということで、0.37上昇していました。

鉄の上昇に関しては、フェリチンが27と上昇していましたが、3ヶ月後と言うこともあって27と軽度の上昇にとどまっていました。

個人的にはもう一つ気になることがあって、フェリチンの値によって、ビートルを投与した後どのようにフェリチンやTSATが変化するかが興味がありました。

フェリチンが100未満と、鉄分がもともと少ない症例に関しては、フェリチンやTSATも有意に上昇していました。

これに関しては、リオナで当院も経験しましたので、予想範囲でした。

しかし、逆に、もともとフェリチンが200以上と多い症例では、ビートルを投与した後、統計上の有意差はないものの、フェリチンやTSATは低下していました。

あくまで3ヶ月後という事ですが、思ったほどフェリチンの増加はなさそうです。

鉄は蓄積されるケースも多々ありますので、今後1年後の調査など注意深く観察していきたいと思います。

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2019年2月 7日 木曜日

ゾルフーザの耐性株の出現(138T変異)

先月下旬に、ゾフルーザの耐性株の報告がありました。

以前よりゾフルーザのA型に対する変異が問題視されていましたが、今回、小児2名から耐性株の出現が報告されたようです。

人から人への感染の伝播ではなく、

ゾフルーザ投与後に、体内で増殖した可能性が高く、

ゾフルーザのみに感受性が低下し、他のノイラミニダーゼ阻害薬に対しては感受性があったようです。

今回は、AH3亜型での報告であり、H1N1pdmやB型での報告はありません。

個人的にはB型であれば、使用できると思っています。

全ての例に効果がないというわけではありませんので誤解のないようお願い致します。

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