院長の診療日記

2019年2月13日 水曜日

腎動脈狭窄に対するステント治療

血圧がなかなか下がらない難治性、治療抵抗性高血圧の中に、原因として腎動脈が狭窄し、腎血管性高血圧が原因である方がいらっしゃいます。

治療法としては①降圧剤、②ステント治療ということになります。

以前は、ステント治療を積極的にする方向にもなっていましたが、

最近、CORAL研究によりステント治療がベストではないという結果が出ました。

降圧剤治療でもステント治療でも、腎障害の予後や心血管イベントの発症率に大きな変化がなかったという結果です。

ですので、降圧剤で血圧がコントロールされている場合はステント治療は不要であるという話です。

ただし、、治療抵抗性で何をやっても血圧が管理されない場合、肺水腫や心不全を繰り返す場合には、ステント治療も選択肢の一つだと考えます。

降圧剤で治療していく場合の注意点とすると、RAS阻害薬というものを基本的に使用するのですが、クレアチニンとカリウムが上昇することがあるので、はじめは隔週で経過を見ていって方がいいでしょう。

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2019年2月 8日 金曜日

ピートルの3か月後の市販後調査

リンの下げる薬であるピートルの市販後ヶ月後の調査が出ました。

リン関しては予想通り良好な低下を認めました。

全体で1.35、初回の方で1.64、切り替えの方で0.8低下しました。

気になるヘモグロビン(Hb)ですが、鉄が含まれているということで、0.37上昇していました。

鉄の上昇に関しては、フェリチンが27と上昇していましたが、3ヶ月後と言うこともあって27と軽度の上昇にとどまっていました。

個人的にはもう一つ気になることがあって、フェリチンの値によって、ビートルを投与した後どのようにフェリチンやTSATが変化するかが興味がありました。

フェリチンが100未満と、鉄分がもともと少ない症例に関しては、フェリチンやTSATも有意に上昇していました。

これに関しては、リオナで当院も経験しましたので、予想範囲でした。

しかし、逆に、もともとフェリチンが200以上と多い症例では、ビートルを投与した後、統計上の有意差はないものの、フェリチンやTSATは低下していました。

あくまで3ヶ月後という事ですが、思ったほどフェリチンの増加はなさそうです。

鉄は蓄積されるケースも多々ありますので、今後1年後の調査など注意深く観察していきたいと思います。

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2019年2月 7日 木曜日

ゾルフーザの耐性株の出現(138T変異)

先月下旬に、ゾフルーザの耐性株の報告がありました。

以前よりゾフルーザのA型に対する変異が問題視されていましたが、今回、小児2名から耐性株の出現が報告されたようです。

人から人への感染の伝播ではなく、

ゾフルーザ投与後に、体内で増殖した可能性が高く、

ゾフルーザのみに感受性が低下し、他のノイラミニダーゼ阻害薬に対しては感受性があったようです。

今回は、AH3亜型での報告であり、H1N1pdmやB型での報告はありません。

個人的にはB型であれば、使用できると思っています。

全ての例に効果がないというわけではありませんので誤解のないようお願い致します。

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2019年2月 6日 水曜日

インフルエンザ時の異常行動

インフルエンザの患者さんでは、

抗インフルエンザ薬の服用や種類にかかわらず、異常行動について注意喚起されています。

①就学以降の小児や未成年の男性に多い

②発熱から2日以内に発現することが多い

特に転落には要注意とされています。

上記①②を記しましたが、2日以内というのは少なくともということになりますし、性別も女性にも報告があるのでいずれにしろ注意が必要です。

加古川市も週報では定点当たり55.43人となっています。

99%がA型となっています。

はじめは「インフルエンザに罹った。どうしよう」

となっていますが、流行するにつれて

「やっぱり、インフルエンザか」となります。

流行前に罹患しても、流行中に罹患しても、インフルエンザには変わりありません。

異常行動の可能性について、ぜひとも頭には入れておいてほしいと思います。

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2019年2月 1日 金曜日

開院6周年

6年目というのは節目とはいいがたいですが、今日は開院して6年の日。

感慨深い気分にはなれず、相変わらず業務に追われる日でしたが、患者様からもお祝いを頂くと本当にうれしくなります。



約5000人の患者様にもお会いし、6年間ずっとお付き合いしている患者様もいらっしゃいます。

不慣れな開業医も徐々に慣れてきているところもあります。

とはいえ、まだまだ6年。

世間は会社も含め創業50年、100年など長期間維持している会社もいます。

50年、100年はさすがに見渡せませんが、5年先は意識した経営と日々を大切にした診療は継続したいと考えています。

スタッフにも恵まれ、本当に熱しでまじめなスタッフで、笑いもわかる明るいスタッフに恵まれたのは幸せですね。

1日1日を確実にやっていくことの大切さを日々感じています。

これからも実直に診療所の運営、地域医療、社会貢献を意識して精進していこうと思います。

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