院長の診療日記

2019年10月20日 日曜日

糖尿病合併CKDの血圧管理

気温低下により血圧が上昇してくる患者さんが増えています。

夏場来られなかった患者さんも、最近寒くなってきて、血圧が上がってきました。

そんな血圧ですが、CKDガイドラインでの目標などうなっているのか?

糖尿病患者さんの場合ですが、

基本的には、130/80未満が目標とされています。

臨床試験で、末期腎不全への進展が抑制されたばかりか、脳血管疾患の発症も抑制されています。

75歳以上の高齢者ではどうか?

忍容性があれば同じく、糖尿病がなくて、尿タンパク陰性のCKDの患者さんみたいに140/90未満を目指してもいいと思いますが、高齢者の場合、立ち眩みなどにより転倒する可能性もあります。

例えば110未満にコントロールされてしまうと脳血管疾患の発症リスクが増えるとも報告されています。

また、それ以外にもARB内服中に、急に腎機能が悪化したり、高カリウム血症になったりすることもあります。

ですので、高齢CKD患者さんは150/90未満が目標となっています。

まとめると、糖尿病CKDの患者さんは

75歳未満は130/80未満

75歳以上は150/90未満で忍容性があれば140/90未満

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2019年10月19日 土曜日

山梨県の尿アルブミンの検査数はかなり多い

第4回NDBを見てみると、山梨県の尿アルブミンを測定している件数がむちゃくちゃ高いのを発見しました。

これはかなり、糖尿病性腎症の予防を熱心に行っていることの裏返しだと思います。

山梨県は県全体でCKD対策を平成27年から行っておられます。

医師会や中核病院はもちろんのこと、行政、看護師、薬剤師、栄養士、企業などと連携を組んで、

透析導入10%減少をを目標に、

県全体で取り組んでおられます。

このなかで、素晴らしいと思ったのは、連携はもちろんのこと、

腎専門医の診察の後、腎専門医から今後、血圧が●●以上になればまた紹介くださいね。という

「再紹介チェックシート」があるという点です。

これは非常に助かります。

専門医に紹介して、帰ってこられるけど、次どうしたらいいの?という不安はあります。

その不安も解消できるようなシステムを構築しているのは素晴らしいと思います。

また、影響し協会とも連携しているので、栄養指導してくれるもの非常に助かります。

CKDだけではなく、最近、糖尿病性腎症重症化予防対策もクローズアップされているので、

さらにDKDに幅を広げて、県全体ですでに動いておられます。

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2019年10月18日 金曜日

エコー下ガイド穿刺 看護師長の講演

10月17日に下記の通り、当院の看護師長が透析エコー下ガイド穿刺の講演を行ってきました。



看護師長は、以前よりエコーガイド下穿刺を啓蒙するために発表や講演を繰り返し行っています。

今回は、初のハンズオンセミナーということで非常にやりがいを感じていました。

穿刺という医療行為は頭ではなく、体で覚えていくこと。

エコー下穿刺がない時代ももちろん長くありました。 今も多数はエコーを使用せずに穿刺します。

ただ、中には難しい血管と言われる方がいらっしゃいます。

その成功率を上げるのがエコー下ガイド穿刺。

成功率を上げるのは何のためか? 患者さんのためです。

「自分の腕」だけではなく、さらに成功率を上げていく努力は必要です。

人の目では見えない皮膚の下を、エコーでは見えます。

見えるというのは、穿刺者はとても安心します。

このセミナーは非常に注目されており、定員を大幅に上回りました。 スキルを上げたいと思っている参加された方にお役に立てるものと信じています。



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2019年10月17日 木曜日

特定健診での腎機能結果と心血管病やメタボリックシンドロームとの関係

北九州市の医師会を中心とした先生方が、特定健診の結果を用いて、

腎機能や尿蛋白からの心血管疾患リスク要因やメタボリックシンドロームの断面的検討をされています。

特定健診は日本で約5000万人の方が対象とされる類を見ない健診で、継続的に施行されることにより、ビックデータ化し、合併症などの出現、進行抑制にも用いられています。

この報告では、腎機能障害(GFR60未満)では、高血圧、高血糖、中性脂肪高値、HDLが低いなど、メタボリックシンドロームとの関連は強いと報告されています。

尿蛋白に関しては空腹時血糖やHbA1c高値で有病率が上昇したということです。

生命予後に寄与する心血管病に関しても、腎機能障害があるほうが、リスクが高いと報告されています。

つまり、腎機能障害があるとメタボリックシンドロームを併発しており、将来的に心血管病になりやすい可能性があると思われます。

また、尿蛋白が陽性だと、さらに心血管病発症する可能性が高くなります。

さらに、尿蛋白が陽性だと腎障害の進行リスクも増えます。


まず、気を付けることは、

①尿蛋白1+でも放置しない

②メタボと言われている人は、指摘されている疾患をきちんと管理する(高血圧や糖尿病など)

③腎機能障害はある方は将来的に心血管病のリスクが増えるので、尚更、生活習慣に気を付け、目標値を目指した管理を日々行う


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2019年10月16日 水曜日

2040年までの国民皆保険

2019年日本の医療に関する世論調査の中で、

国民皆保険は2040年まで維持されるかどうか?というアンケートがありました。

20-40歳代の40%前後が2040年まで続ないと回答しています。

2040年というとあと20年。

自分たちが、高齢者になることには、日本が誇る国民皆保険が崩壊するのではないかという不安の結果だと思います。

年金制度だけではなく、保険制度も崩壊となると、自分たちが高齢となった場合、安心して暮らすことはできません。

続いて当たり前と思っていた国民皆保険を、これだけ多くの方が不安視されていたのは驚いたとともに、今後も問題意識をもっていかなければいけない課題だと痛感しました。

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