院長の診療日記

2019年10月15日 火曜日

同室者のインフルエンザ罹患時の対応

インフルエンザにより小学校に学級閉鎖が発生しています。

インフルエンザワクチン接種が始まりますが、すでに学級閉鎖とは心配な話です。

問題は集団感染です。

たとえば、高齢者施設ではどうするか?

予防投与すべきかどうか?

日本感染症学会の提言によると、

インフルエンザみたいな症状が二人以上発生し、そのうち一人でもインフルエンザ反応陽性であれば、予防的投与を前向きに投与するというように記されています。

予防的投与中にインフルエンザにり患した場合は、治療容量を使用します。

老人ホームの2階で、一人であれば様子を見ますが、二人以上かつ一人でも陽性であれば、

二階の利用者さんは全員予防感染するということです。

老人施設は接触が多いため、非常に感染しやすい状況となっており、感染が拡大する前に予防しなければなりません。

透析室では濃厚は接触がないため、全員に予防的投与は必要ないかもしれませんが、希望者や罹患患者さんの周囲は必要になるかもしれません。

暴露した職員はどうなるのか?

免疫不全でないかぎり、必須ではありません。

しかし、濃厚接触した場合、透析で言うと、穿刺、回収、受け持ちでしょうか、予防的投与は必要になるかもしれません。

施設により予防的投与の基準は異なると思いますが、一定のガイドラインは定めておいたほうがいいと考えます。

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2019年10月14日 月曜日

脳卒中の勉強会

11日に糖尿病連携カンファレンスがあり、

講演で脳卒中の話がありました。

脳卒中とは脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血などの総称です。

脳卒中は増加傾向にあり、今後も増加してくると予想されています。

しかし、逆に死亡率がへっているということです。

これは、脳梗塞後遺症により何らかのハンディカップを背負う方々、介護度が増える方々が増えてきているということになります。

ではどうすればいいのか?

糖尿病、高血圧、コレステロール、禁煙など全部をきちんとすることが一番の予防になります。

この中で特に重要なのが血糖コントロールです。

血糖管理に関しては、臨床試験で血糖管理を強化したほうが、通常の管理群よりも、はるかに脳卒中の発症率が低下します。

LDLコレステロールを低下させることもすごく大切です。

降圧剤、スタチンで血圧と脂質管理をすることがとても大切になってくるということです。

血糖管理に関しても、糖尿病があると脳梗塞の発症リスクはありますが、

血糖を下げれば下げるほど脳梗塞を予防できるというわけではないようです。

となると、糖尿病の方は安心するかもしれませんが、病気は脳卒中だけではありません。

私の専門領域ではHbA1c増加は糖尿病性腎臓病の発症リスクにもなりますし、進行のリスクにもなります。

糖尿病性腎症は透析導入第一位の疾患です。

血糖管理は本当に重要だと痛感しています。

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2019年10月13日 日曜日

糖尿病性腎症腎重症化予防

糖尿病性腎症の早期発見にはまずは、尿蛋白

最近、糖尿病性腎重症化予防が注目されています。

尿蛋白1+以上は腎障害が進行しやすいため要注意とされており、治療対象となります。

1+は決してちょっとした異常ではありません。

腎障害の第一歩にもなりえます。

それでは尿タンパク陰性や+-はどうなのか?

尿蛋白陰性でもそのうちの1割は尿アルブミン陽性と言われています。

尿アルブミン陽性は糖尿病性腎臓病の早期発見のマーカーともいわれていますので非常に大切な検査になります。

それでは尿蛋白+-はどうなのか?

約60%で尿アルブミンが陽性となります。


ということは、尿蛋白+-であったとしても油断できないということです。

会社の健康診断が多い時期ではありませんが、特定健診は2月まで実施されています。

尿蛋白に注意していきましょう。

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2019年10月12日 土曜日

ダルベポエチンアルファ

エポジン、エスポーなど腎性貧血に対する注射剤として、

エポエチンアルファというバイオシミラーが発売されました。

今回は、ネスプという週1回の腎性貧血の注射剤の後続品が発売になっています。

先日、バイオセイムであるダルベポエチンアルファが同じ協和発酵キリンから発売になっています。

俺はsameというだけあって全く一緒で、発売価格のみが変わります。

その発売に送れること数か月で、

バイオシミラーであるダルベポエチンアルファがキッセイ株式会社から発売されます。

シミラー=類似ということですが、後発品と違って、きちんと臨床試験が行われています。

ネスプとの比較試験、長期投与試験を行い、先発品であるネスプとの優劣を確認します。

臨床試験を経て、劣勢がないという結果であり販売となっています。

医療費高騰の中、注射剤も後発品だけではなく、バイオセイムやバイオシミラーも増えてくるのは間違いないですね。

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2019年10月11日 金曜日

早めの介入を

認知症患者には初期に関わり合いが大切です。

初期には拒否的で受け入れることができないような方、家族もいらっしゃいますが、なるべく進行を遅らせることが必要と思われます。

認知機能が低下すると自発性の低下から生活活動度が増え、生活リズムが崩れます。

下肢の筋力が低下しサルコペニア、フレイルへ進行していきます。

うなると転倒、骨折のリスクが上昇します。 夜間不眠になり骨折することもあります。

早めに介入して、介護保険を利用しデイサービス、リハビリ、訪問サービスを利用し、生活リズムを作ってあげることも大切だと思います。

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