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生活習慣病

診察室のベッド 慢性腎臓病につながる生活習慣病

現代病ともいわれる生活習慣病。
有名なのはメタボリックシンドロームです。

メタボリックシンドロームの症状は「高血圧」「高血糖」「脂質異常(以前の高脂血症)」であり、これらは腎臓の働きを低下させますので、慢性腎臓病の危険因子といえます。
つまり生活習慣病は慢性腎臓病と密接につながっているので、日頃から注意が必要です。

高血圧が続くと腎臓が悪くなります。
血圧は、130/80mmHg以下を目標値として保ちましょう。
高血圧には塩分の取り過ぎが影響しています。
一日の摂取量を3g以上~6g未満に抑える食生活を送ってください。

また、新規に透析導入される一番の原因は糖尿病性腎症です。
糖尿病性腎症の発症と進行予防には、血糖値と血圧のコントロールが重要になってきます。
体内にはインスリンという血糖値を下げてくれるホルモンがありますが、このインスリンは腎臓から尿として排出されます。
腎臓が悪くなるとインスリンが体内に溜まりやすくなり、体内のインスリンが増えます。
すると、低血糖になりやすくなってしまうのです。

以上のように慢性腎臓病を予防するには、生活習慣を見直さなくてはなりません。
必要なことは規則正しい生活、適度な運動、そして何よりもりバランスのとれた食生活です。
当院では、患者さまの生活スタイルをお聞きし、未然に慢性腎臓病を防ぐため、生活習慣の見直しを指摘し、アドバイスしております。

高血圧について

慢性的に血圧が高い方は腎臓に悪影響が、腎臓病が悪化すれば高血圧に・・・と

血圧と腎臓病は密接に結びついています。

血圧を下げることは、慢性の腎臓病が進行することを防ぐ(あるいは遅らせる)ことになります。
これは世界的な研究結果で証明されています。

また、血圧が高いことで心臓病や脳卒中などのリスクも高まるので、上は130、下は80以下を目標として減塩など血圧を下げる工夫をしましょう。
※注意点として、急に血圧が下がっても体への不調をきたしますのでご注意を。
また、ご高齢の方は上140、下80くらいを目標に頑張ってください。


ただ、高血圧の方はいつも血圧が高い状態にあるというわけではなく、人によっては早朝や夜間に血圧が上がったりします。
朝と夜2回血圧を測り、自分の状態をチェックしましょう。
朝は起きてから1時間以内・朝食前にトイレに行ってから、夜は寝る前にそれぞれゆったりした状態ですわってはかるようにして下さい。

高血圧の治療には、塩分制限と服薬があります。
塩分は1日3~6グラムまでにしますが、糖尿病食を摂らない時は食品の栄養表示などに記載されている塩分量を注意してみてください。
外食の際もなるべく塩分の少なそうな食事を選ぶように。

高血圧に使うお薬は、降圧剤といいます。
塩分制限をしていないと降圧剤の効き目も悪くなりますので、「お薬を飲んでいるから大丈夫」と思わず減塩を続けてください。
降圧剤は何種類もあり、1種類だけのこともいくつかを併用することがありますが、中には専門医が注意して処方しなければならないタイプのものもあります。
いずれにせよ、お薬の服用は医師の診断のもと、しっかりとルールを守り行ってください。

糖尿病について

実は透析治療を受けられる患者様で一番多い原因は糖尿病です。
上記にもありますが、糖尿病性腎症を起こさない、また進行を防ぐには厳重な血糖及び血圧の管理が必要です。

血糖値を下げるインスリンというホルモンがありますが、インスリンは多くても少なくてもよくありません。
糖尿病では経口血糖薬やインスリン注射をここに合わせた調整が必要です(糖尿病薬剤については下記表をご参照ください)。食事療法ももちろん大切です。
また、コレステロールや中性脂肪の治療により、動脈硬化の予防や心臓病・腎臓病の進展抑制も期待されています。

血糖値はHbA1c6.9%未満 血圧は上130、下80以下 を目標にします。

慢性腎臓病ステージ4以上(推定GFR30未満)で要注意の糖尿病薬剤
種類 薬品名 使用の是非
αグルコシダーゼ阻害剤 ベイスンなど 使用可能
(セイブルは要注意)
チアゾリン誘導体 アクトスなど 禁忌
SU剤 オイグルコン、
アマリールなど
禁忌
ビグアナイド系 メトグルコなど 禁忌
グリニド系 スターシス 禁忌
  グルファスト 慎重投与
  シュアポスト 慎重投与
DPP-4阻害薬 ネシーナ 6.25mg
  エクア 50mg
  ジャヌビア・グラクティブ 禁忌
GLP-1アナログ  ビクトーザ 0.3-0.6mg
   バイエッタ 禁忌
インスリン  インスリン製剤薬種 使用可能

脂質異常について

脂質異常の改善により、腎機能低下の抑制尿蛋白減少効果が期待されます。
「LDLコレステロールの目標値は性別、年齢、血圧、喫煙などよって異なってきます。当院では「コレステロール目標管理シート」を用いて、わかりやすく患者様に合わせた目標値をご説明いたします。

脂質改善は、普段の食生活の見直しやお薬を用います。
コレステロール低下に効果の高いスチタン系のお薬の他ゼチーア系、フィブラート系など症状によって使い分けます。
症状や併用する薬によって副作用がありますので、服用は医師の注意を守って下さい。

腎臓病と脂質改善薬について
種類 薬品名 使用の是非
スタチン系 リピトール・リバロなど 使用可能。
しかしステージ3以上では副作用(横紋筋融解症)に注意。
フィブラート系 ベザトールなど ステージ4以上・透析では禁忌
(*リポクリンは慎重投与)
小腸コレステロールトランスポーター阻害薬 ゼチーアなど 使用可能
陰イオン交換樹脂 コレバインなど 使用可能
プロブコール  ロレルコなど 使用可能
イコサペント酸エチル(EPA)  エパデールなど 使用可能
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